妹の義理のお母さんが亡くなって、もう2年が経った。
遺品の整理をしていて、着物がたくさんあるので、全部処分するという。
全部捨ててしまうけど、もしよかったら、見る? と言われ、見せてもらうことに。
あまり、たくさんあって、びっくり。
その中で、素敵なものを2点選んで、のれんにリメイクすることにした。
朝顔の模様の、絽の着物。
とっても、可愛らしい。妹の義理のお母さんが、すごく若い頃に着ていたものらしい。
絽の布を通して、向こうの景色が透けて見える。
もう1枚は、、
同じく、絽の着物。
黒に近い紫色の、上品な色をしている。
こちらは、一度も着た事がなかったようだ。
解いてしまうにはもったいないように、きれいだった。
が、しかし、全部の縫い目をほどいて、洗濯をして、干した。
布の長さを活かしたいので、
そのまま、切らずに、。
風になびいている布の様子を見ると、気持ちいい。
夏用の着物の、薄い布なので、30分もしないで、乾いてしまった。
2枚の布の、上部の20cmほどを、ごく細い縫い代で縫い合わせ、三つ折りにして縫い、
棒通しにした。
脇は、耳のまま。
裾は、1cmほどの三つ折りにした。
最初、ミシンで試し縫いをしたら、着物の繊維が、つれてしまったので、手縫いに変更した。
朝顔の方も、光を透かして、
さわやかです。
棒通し部分には、つなぎ目を補強する意味と、装飾を兼ねて、
ヘリンボーンステッチを、太めの刺繍糸で刺しました。
朝顔には、白で。
濃い紫の方は、赤で。
どちらの着物からも、
3枚づつ、(身頃から2枚、袖から1枚)、計6枚ののれんが作れました。
妹に4枚、私が、1枚もらい、母が1枚、。
それぞれの、家庭で、廊下や、部屋の仕切りとして、のれんが下がっています。