2014年10月17日金曜日

ラッパ水仙の刺繍

 すっかり秋の空気に変わったこの時期に、
季節外れの、ラッパ水仙を刺繍していた。
水仙の球根が植えてある場所からは、来年の春に向けた水仙の芽が顔を出している。


刺繍(ニードルペインティング)のための、下書きの絵。

右の絵は、鉛筆で、主に陰影を、描き込んである。

左の絵は、簡単にイメージをつかむための、色鉛筆での色塗り。













右上から光がさしていると仮定して、ラッパ水仙の茎と、葉に影をつける。

暗い緑色の2色を使って、光が当たっていなさそうなところを、刺繍。

写真で見ると、真っ黒に写ってしまい、残念。




これから、葉と茎の上の方に、刺し進めていきます。





ラッパ水仙の葉と茎の、刺しゅうが終わりました。


















花の後ろ側の、薄い、
シャリシャリした、皮のような物。


















次は、
ラッパ水仙の花の部分を、ニードルペインティング。

イメージがつかみやすいように、薄い色で、花のアウトラインを、
split stitch で、刺してみました。

これだけでも、ラッパ水仙だとわかりますね。










ラッパ水仙の、花びら部分を、刺繍しました。

薄い色の黄色の影をつけるのって、思っていたより、茶色っぽくなってしまいました。














いよいよ、ラッパの部分を刺繍します。

明るいオレンジ色のラッパ。

少し、皺が寄っている感じ。













ラッパ部分の、開いているところを刺し埋めて、フリル状の感じを表現しました。






出来上がりです。









別の角度から
ラッパ水仙の花の部分です。



















出来上がりの、全体の写真です。

このラッパ水仙のニードルペインティングに、
葉と茎で、14色、花びらで、9色の刺繍糸を使いました。

反省点・・・・・
黄色の花びらの部分。
花びらの重なりの所に、もう少し影色を強調しても良かったと思う。

2014年10月9日木曜日

漢字を刺しゅう

今回は、「漢字」を刺繍しました。


「蜂」という漢字です。
最初は右下の3本の横線を、全部黒で刺繍したのですが、

蜂と言えば、黒と黄色の横縞模様を持っている【ミツバチ】をおもいだし、

上、下の2本をほどいて、上を黄色と、下を山吹色で、刺しゅうし直しました。

文字は、サテンステッチ、周囲の丸は、アウトラインステッチです。

もうひとつ、

「亀」という漢字です。

アニメの孫悟空が着ている、胴着についている、亀仙人一門のトレードマークを意識して、
線を描き、刺しゅうしました。

どちらも、丸の直径は、4.5cmほどです。

まだ、ほかにも漢字や、ひらがななど、考え中です。

お寿司屋さんの、湯飲み茶わん風の、魚の名前シリーズもおもしろいかも・・・・


2014年10月3日金曜日

藤の花と蜂の刺しゅう

昨年2013,10月に下絵を描いて、刺しゅうをさし始めた藤の花。

ちょうど1年たって、今日、ようやく出来上がった。

途中で飽きてしまって、放っておいたり、またさし始めてみたり


色鉛筆で、簡単に色を縫った図案
途中で変更をしたところもあり、出来上ったものは、この図と少し違います。

家にある藤の鉢植えから、
藤の葉っぱを、切ってきて、

刺繍糸の、色を合わせてみました。














家の後ろの藤の木から落ちていた藤の枝を、拾ってきました。



















藤の木の枝の部分の刺繍

光は、右上から射していることにして、色を変えて影をつけています。

藤の木の枝は、
滑らかだけど、
少し乾いている印象。














藤の木の枝のねじれている感じ。

葉っぱは、ほとんど、
サテンステッチで、色を変えながら、ししゅう。

細かいシェーディングはしませんでした。
藤の花の房を刺繍

先に、花の下の濃い紫の部分を、
まとめて刺しておいて、

次に、花びら中心の黄色と白の部分を、刺しゅう。

その後に、花びらの周囲を、刺し埋めていきます。












藤の花によく来る、クマバチ

最初に描いた図案では、藤の花と、クマバチとは、重なっていなかったけれど、

途中で気が変わって、
藤の花の下部と、重ねて、
刺繍してみました。


やはり、重ねない方がよかった。








もう一匹の蜂は、ミツバチに、
変更。

クマバチに、追い払われないように、そっと、上から、藤の花に近づきます。


藤のツル先が、からまっているところ。

下から上に、明るくなるように、
シェーディングしました。

開き始めの若葉は、薄い黄色から、オレンジ色への、色の変化をつけました。




needle-painting by Okyo

出来上りは、こんな感じです。

今回は、60色くらいの刺繍糸を使ったと思います。

やっぱり、全体を見ても、クマバチは花から離れていた方が、良かったね。