2015年2月6日金曜日

日本水仙の刺繍

冬の寒さの中で、咲いている花は、小さな日本水仙だけ。
庭の片隅に、植えっぱなしの日本水仙が、今年も花を咲かせてくれました。

強い風に吹かれて、茎が折れてしまい、地面の上に花を置くように倒れていたので、
茎の折れたものだけ、切ってきて、日本水仙の刺しゅうをすることにしました。



小さなガラス瓶に入れて、

刺繍の図案を描きます。







たった2本の茎についた7つの花から、すごくいい香りがして、絵を描いている間も、癒されます。

部屋の中も、日本水仙のいい香りで、いっぱいです。




刺繍(needle-painting)のための
下絵です。


簡単に、色鉛筆で色を付けて、
イメージを見ます。










ガラス瓶から、水仙の葉を一枚抜き出して、
刺繍糸の色を、選びました。

影から葉先の黄色身を帯びたところまで、

とりあえず、8色選んでみました。
刺繍していくうちに、様子を見ながら、変更があるかもしれません。




今回この日本水仙を刺繍するために選んだ布は、昔、自分のブラウスを縫った余りの布です。

布には,織の地模様が縦に入っていて、涼しそうな感じが、水仙のスッとした姿に似あいそうに思いました。

水仙の葉を、刺繍。
縦に、縦に、split long and short stitchで、埋めていきました。








茎から、花の付け根のふくらみ。







つぼみの下の、薄い皮のようなものは、ほんの少しだけ、花の下に覗かせました。

茎と葉の、刺繍(needle-painting)は、終了です。






水仙の花びらの刺繍。
薄いグレー、薄いベージュ、薄いブルーグリーンなど、白っぽい色ばかり8色を使用しました。

糸の束になっているときは、判別しやすい色の違いも、1本の糸になると、ほとんどその区別がつかなくなってしまいます。
 私には、全部「白」に見えます。
それでも、糸が面になってくると、少しだけ色の違いが分かるようになった。







水仙の花びら。

色に変化をつけているのですが、分かりにくいですねぇ・・・


1色で、刺しゅうしたの?
と聞かれても、しかたないほど、

肉眼では、写真より、色の変化が分かり易く、青白い花びらに見えるのですが・・・・








上の写真の花びらと花びらとの境界線を、薄い茶色系の色でback stitch.
輪郭線を強調してみました。


立体感が出たかしら?













日本水仙の、小さな黄色いカップ。

この小さなお椀型の形が、なんともかわいらしいですね。

カップの中心の、おしべ、めしべのある部分は、緑色をしているので、先に緑色で刺繍しておいて、後から、黄色の色で、色を重ねていこうと思います。










小さなカップの中も出来上がり。

おしべの部分は、簡単に、french knot stitch で、刺しゅうしました。


この写真は、花びらの陰影が、よくわかります。














できあがりました。
















Needle-painting by Okyo
実物の、日本水仙と、

Needle-painting by Okyo
Needle-painting by Okyo
あ~、いい香り~。

2 件のコメント:

  1. Beautifully embroidered doing this, thank you for the details that are visible on the pictures.

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