庭の片隅に、植えっぱなしの日本水仙が、今年も花を咲かせてくれました。
強い風に吹かれて、茎が折れてしまい、地面の上に花を置くように倒れていたので、
茎の折れたものだけ、切ってきて、日本水仙の刺しゅうをすることにしました。
小さなガラス瓶に入れて、
刺繍の図案を描きます。
たった2本の茎についた7つの花から、すごくいい香りがして、絵を描いている間も、癒されます。
部屋の中も、日本水仙のいい香りで、いっぱいです。
刺繍(needle-painting)のための
下絵です。
簡単に、色鉛筆で色を付けて、
イメージを見ます。
ガラス瓶から、水仙の葉を一枚抜き出して、
刺繍糸の色を、選びました。
影から葉先の黄色身を帯びたところまで、
とりあえず、8色選んでみました。
刺繍していくうちに、様子を見ながら、変更があるかもしれません。
今回この日本水仙を刺繍するために選んだ布は、昔、自分のブラウスを縫った余りの布です。
布には,織の地模様が縦に入っていて、涼しそうな感じが、水仙のスッとした姿に似あいそうに思いました。
水仙の葉を、刺繍。
縦に、縦に、split long and short stitchで、埋めていきました。
茎から、花の付け根のふくらみ。
つぼみの下の、薄い皮のようなものは、ほんの少しだけ、花の下に覗かせました。
茎と葉の、刺繍(needle-painting)は、終了です。
水仙の花びらの刺繍。
薄いグレー、薄いベージュ、薄いブルーグリーンなど、白っぽい色ばかり8色を使用しました。
糸の束になっているときは、判別しやすい色の違いも、1本の糸になると、ほとんどその区別がつかなくなってしまいます。
私には、全部「白」に見えます。
それでも、糸が面になってくると、少しだけ色の違いが分かるようになった。
水仙の花びら。
色に変化をつけているのですが、分かりにくいですねぇ・・・
1色で、刺しゅうしたの?
と聞かれても、しかたないほど、
肉眼では、写真より、色の変化が分かり易く、青白い花びらに見えるのですが・・・・
上の写真の花びらと花びらとの境界線を、薄い茶色系の色でback stitch.
輪郭線を強調してみました。
立体感が出たかしら?
日本水仙の、小さな黄色いカップ。
この小さなお椀型の形が、なんともかわいらしいですね。
カップの中心の、おしべ、めしべのある部分は、緑色をしているので、先に緑色で刺繍しておいて、後から、黄色の色で、色を重ねていこうと思います。
小さなカップの中も出来上がり。
おしべの部分は、簡単に、french knot stitch で、刺しゅうしました。
この写真は、花びらの陰影が、よくわかります。
できあがりました。
Needle-painting by Okyo |
Needle-painting by Okyo |
Needle-painting by Okyo |
Beautifully embroidered doing this, thank you for the details that are visible on the pictures.
返信削除Thank you ,LUNA
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