メガネを、かけたり、はずしたり、そのたびに、メガネケースを開けたり閉めたりするのが、少しわずらわしく感じていた。
スタンド型メガネケースを売っているのは知っていたけれど、「なんでも作りたい症候群」の私は、どうにかして、手作りできないかしら? と日頃から考えていた。
私の所属しているStitchin Fingers で、つい最近、糸を入れる筒形の蓋付き容器を作って、ブログで作り方を詳しく説明してくれている人がいたので、これを見た瞬間に、これは、メガネホルダーを作るのに使えると思い、さっそく作業開始。
材料は、身近にあるものを利用。
布、糸、炭酸飲料の入っていたプラスチックボトル、メガネホルダーの底になるプラスチックあるいは、厚紙、キルティング綿、芯地。
まずは、炭酸飲料の入っていたプラスチックボトル(ちなみにこれは、C.C Lemon 500ml) ボトルの形が,ずん胴で、シンプルで、使いやすそうだったから、選びました。
下の方の使えそうなギリギリのラインでカットし、上の方のボトルがカーブする直前で、下のカットした淵からの長さを測り、切るためのガイドラインを、油性ペンで書きました。
下のカットした淵からの長さは、約14.5cmでした。
ガイドラインに沿って、カッターとハサミで、プラスチックボトルを切ります。
上と下をカットして,筒状になったものは、そのままの大きさでは、メガネを入れるのには大きすぎるので、筒の縦の部分に、まっすぐにハサミを入れてみました。
すると、プラスチックの筒は、自らくるりと丸く縮んで、そのままほぼ安定した大きさをキープしています。
実際に、筒の中にメガネを入れてみました。
なんと、ちょうど良いサイズではありませんか!
写真では、メガネがわずかにはみ出しているように見えるかもしれませんが、実際はピッタリサイズです。
筒の大きさを測るために、テープを貼って、固定しました。
筒を立たせてみて、少し傾いていたので、上下を、少しずつカットして、垂直になるように調整。
最終的に、筒の高さは、14cm。
直径約5cm弱、外周は約15cm。
この筒を立てて、メガネを入れると、重心が上がって倒れてしまうので、底を筒の直径よりも大きく作ることにしました。
底の部分の直径は、約7.5cm。
この底用プラスチックは、グリコのヨーグルトのふたを切って利用しました。
筒の底にマスキングテープで仮止めして、メガネを入れてみました。
しっかりと、立ってくれました。
筒のサイズ; 高さ14cm、周囲 約15cm
底のサイズ直径約7.5cm
筒の外周に合わせて、外布のサイズを1cmずつの縫い代をつけて、
16×18cmとしました。(長さは1cmのゆとりを加えてみました。)
写真右下
底布2枚にも約1cmの縫い代をぐるりとつけました。底布の上になる方には、キルト綿をつけて、メガネをやさしく受け止めるクッションにしました。底布の下になる方は、厚めの芯地を貼りました。
写真左下には、筒の内側用布。
外布と同サイズ16×18cm
キルト綿を裏側につけて、メガネの擦れを軽減しようと思います。
左上は、刺しゅうのパターン図です。
14cm×16cmの範囲の中に、縫い物、編み物、刺繍で使う物たちを、入れ込んで刺繍しました。
ハサミ、糸、リッパー、ボタン、メジャー、刺繍枠 鉛筆、毛糸、猫・・・・
あっ、猫は、縫い物などには使いません。私が、縫い物、編み物などをしていると、すぐに、邪魔しに来ます。
底布2枚とも、縫い代をぐし縫いして、糸を引き絞り、円形に整えます。
この時にキルト綿をつけた方の中に、プラスチックの底板を入れてから引き絞りました。
プラスチック板が透明なので、分かりにくいです。
底布2枚を、コの字とじで、縫い合わせます。
外布の裏には芯地をつけ、内布の裏にはキルト綿をつけてから、外布と内布の底辺を縫い合わせました。
次に、両サイドを中表に合わせて、待ち針で止めます。
この時に、内布側の縫い目を、しるし線から2㎜程内側で縫い付けてみました。
なぜなら、筒の外周と内周では差が出ることを考えたからです。
じゃぁ、なぜ2㎜かと聞かれると、
何の根拠もありません。
つまり、いい加減、適当です。
側面を縫い合わせたものを、筒に、合わせてみました。
これは、筒の内側。
縫い目を2㎜控えただけでは、解消しきれない余りが、…ああぁ残念です。
内側と比較して、外側は、いい状態で、布と筒が寄り添っています。
外側は、このままで、内側の布だけ、修正ができないものか?
先ほど縫った線より、さらに5㎜程内側に、サイドの縫い合わせ線を、ずらしてみました。
底辺の縫い合わせ線からは、急な斜線でつないでみました。
さて、どうなるか???
サイドを縫い合わせたものを、外布だけ表に反して、外布と内布の間
に、プラスチックの筒を挿入します。
さぁ、うまくいってちょうだい!
あぁぁぁ、祈りもむなしく。。。
まだ、かなり、余りが、だぼついています。
内側に入れたキルト綿が、思っていた以上に、体積を占めているようです。
実際に、メガネを差し入れてみると、この余りひだが、メガネをそっと支える役目をしてくれていることを、発見しました。
つまりこのままで、行こうと、妥協しました。
上のふちを、縫い合わせます。
筒の底辺と、底布とを、待ち針で止め、コの字とじで、縫いつけました。
筒の上淵の縫い目をかくすように、
Palestrina stitchをしました。
できあがりました。
サイズは、ぴったりです。
これからは、メガネケースを、開けたり、閉めたりしないで、机の上にポンと、メガネを置いておけます。
This is such a cute idea, very well done, thank you for sharing.
返信削除This is such a cute idea, very well done, thank you for sharing.
返信削除Thank you Deb. This glasses-holder is very useful on the desk.
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