先日、妹が遊びに来た。おみやげにもって来てくれたのが、2箱のいちご。
いつもこの季節に、イチゴ農家さんから直売のイチゴを買ってきてくれる。
完全に熟した朝どりのイチゴなので、中まで真っ赤に熟していて、ジューシーなのです。
でも、2箱って、多くて、腐らないうちに食べきれるかしら?
と、心配もなんのその・・・3日で食べちゃいました。
妹よ、今年もおいしいイチゴを、ありがとう。
そして、イチゴのNeedle-paintingを、したくて、3日目のイチゴの写真を撮りました。
出来るだけ、実際のイチゴの色に近い色になるように、いろいろの向きで写真を撮ってみました。
そして、改めて、イチゴってかなり濃い赤なのだと、気づきました。
う~ん、濃いっていうか、黒の混じった透明感のある、赤。
ピンクではなく、オレンジが混じっている色調の赤。
この写真撮影の直後、イチゴのモデルさんたちは、私の口の中へ、消えました。
イチゴのニードルペインティング用の、デザインを描こうと思いましたが、イチゴの果実だけでは、面白くないので、葉っぱと、花も加えようと考えました。
イチゴの葉っぱとは、どんなものなのか、インターネットで調べましたが、写真からでは、背景と重なってしまっていて、よくわからない。
そこで、園芸店に行って、イチゴの苗を、1株だけ買ってきて、庭に植えました。
これで、葉っぱも花も、どの方向からでも、よく見ることができます。
左下のデザインは、刺しゅうのテストのために、葉っぱ1本、イチゴの実2個、花1つを、描きました。右上のデザインは、テストが刺繍し終えたら、刺しゅうするつもりのデザインです。
イチゴの葉っぱの刺繍。
イチゴの葉っぱは、表と裏で、色も質感もまったく違います。
裏側は、白っぽい青緑色。
表側は、濃いはっきりとした緑色。
葉脈もはっきりしています。
そのはっきりしている葉脈を、ダークグリーンで、先に刺繍しておいて、その間を、グリーンの濃淡で埋めていくように、刺しゅうしました。
上の写真と、まったく同一のものなのですが、写真の撮り方によって、まったく別物のようになってしまいました。
この写真の方が、実際の色に、近いです。
葉の真ん中の葉脈は、Back stitch を加えました。
葉っぱと花の茎と、イチゴの実のヘタを、刺しゅうし終わったところです。
右下に、小さな実を一つ、描き加えました。
右下の、小さな青白い実と、真ん中の真っ赤なイチゴ。
青白いイチゴには、緑色ぽいタネが目立ちます。
真ん中のイチゴは、種を除いた実の部分だけ、暗い赤から、明るい赤、そして、オレンジ色、サーモンピンクへと、色のグラデーションをつけて、刺しゅうしました。
左側のイチゴは、影になる位置に、一番暗い色の赤だけ刺しゅうしたところです。
真ん中のイチゴに、種を刺しゅうしました。
とりあえず、種は黄色かな?
と考えて、seed stitchで刺繍すべきか、1回巻きのfrench knot か、迷いましたが、イチゴの種は、ゴマよりも小さいだろうと思って、seed stitch に決めました。
左側のイチゴの、まだ種を刺しゅうしていない状態です。
左側のイチゴにも、種を刺しゅうしました、イチゴの実の光の反射を、白に近い黄色で、少しずつ様子を見ながら、加えていきました。
どの辺まで、光の反射を加えたらいいものか、1針、1針、刺しては、遠くから眺めてみました。
たくさんやりすぎては、むしろ良くないだろうと、「充分」の手前くらいで、やめました。
残りは、花です。
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Needle-painting by Okyo |
白い花は、long and short stitchで、少しの濃淡をつけて刺繍しましたが、ほとんど、めしべでその濃淡部分も隠れてしまいました。
白い花びらは、satin stitch の方が、きれいに仕上がったかもしれません。
できあがりました~。
この写真は、かなり、実際の刺繍の色に近いです。
サイズは縦4.5cm、横8cm位です。
次は、大きい方のデザイン(右)を、刺繍します。