もう20年も前に、作った、「ぶどう狩りの少女」
ず~っと、壁に掛けておいたので、かなり汚れていた。
時々、はたきで、ほこりを落とすだけでは、年を重ねた汚れは、防ぎきれなかった。
スカートの部分を、指でこすると、穴が開いてしまった。
直射日光の射さない所の、壁に飾っていたのに、経年劣化は、拒めない。
周りの、額代わりの桜の枝は、透明ニスを塗っていたおかげで、まだ、ツヤツヤしている。
少女が斜面に立って、腕を上に伸ばしているデザインが、気に入っていたので、作り変えることにした。
裏に布を張って、ホチキスの針で、桜の枝に留め付けていたので、
そーっと、ホチキスの針を抜く。枝のほうは、まだしっかりと硬さを保っている。
青い刺繍用の布も、布ケースの奥から、引っ張り出され、久しぶりに、陽の目を見た気分だろう。
スカートにした布は、見つからなかったので、別の布で、縫いつけ。
サイズは、額の内周と外周を、大まかにペンで、布に印しただけで作ったので、出来上がって、額にあわせてみたら、
肝心の葡萄のほとんどが、枝の影に隠れてしまうという大失敗。
葡萄を見せようとすると、少女の足元が枝に隠れてしまう。
仕方がないので、少女の足元を少し枝に隠し、草で、見えにくくごまかし。
葡萄は、下に追加して、刺しゅう。
またこれから、20年 がんばってほしい。
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