いつもと違う様子に、気が付きました。
猫のなめていたおなかの部分が、すっかり毛が抜けて、ピンクの肌が見えていました。
あらっ? なんだろう? と、猫に近寄ってみると、
3cmほどの、切り傷が、パックリと口を開けています。
一生懸命舐めていたため、血は付いていませんでしたが、
傷は深く、表皮の下まで見えていました。
泣かずに、必死で傷を治そうと舐めていたなんて、おぉ、かわいそう・・・・
人間が、これくらいの傷を負ったなら、きっと、うめき声では、済まないかも・・・・・
私だったら、涙ボロボロでしょう。
その日は、猫の傷口に、抗生物質の塗り薬(人間用)を塗って、
猫の首には、パラボラアンテナのような形の、プロテクターを付けて、
傷口を舐めないように、保護しました。
翌日、近所の動物病院へ、傷を診察してもらうために、猫を連れて行きました。
私と夫には、傷に薬を塗ることをおとなしくさせてくれていたのに、
動物病院の診察台の上では、猫が興奮して、凶暴化してしてしまって、
治療がしにくい状態になってしまいました。
しかし、この傷では、ほっといて自然にくっつくような傷ではないということ。
そこで、全身麻酔を打って、眠らせた状態で、傷の縫合をするために、
一晩入院することになりました。
あぁ、泣いている猫を、ひとり病院に置いて帰ってくる寂しさよ・・・・・ ・ ・
次の日、動物病院に迎えに行って、
猫のおなかの傷は、
こんな感じで、4針縫われていました。
おぉぉぉ、痛々しい
それから、首のパラボラアンテナは、24時間付けっぱなし、(食事時だけ外して)
家の外に出たがる時には、この紐をつけて、私がついていく
夜中でも、朝3時でも、外に出たがるので、いや~、疲れた~。
そんなこんなで、ずっと、猫に付きっ切りだったので、
猫の刺しゅうを、し始めました。
モデルは、この方。➪➪➪
動物病院の受付の人に、
「16歳にしては、若く見えますね。」
なんて、いわれて、
飼い主を喜ばせた。
が、この顔は、
パラボラアンテナを付けられて、
少しむっとしている。
まずは、
右耳。
薄~い耳たぶから、
光が透けて、
外側は、ピンクベージュ色。
耳の中心あたりは、
光を通さず、影になって
濃い茶色。
耳たぶの内側から、外側に向けて、
白い毛が、密集して生えている。
次は、
左耳。
白い毛で覆われていない
耳の外側から、
Long and short stitchで、
色を変えながら、ステッチ。
両耳
右の耳の方が、きれいに出来た。
白い耳毛の柔らかいカーブが、
むずかしい。
次は、アゴです。
ゴロにゃ~ん
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