敏感肌であるために、肌着の縫い目や、生地の素材によって、
肌が刺激を受けて、かゆくなったり、ブツブツができたり、赤くなったり、
ひどいときには、薬を塗っても、飲み薬を飲んでも、だめ・・・・
市販の肌着類は、ほとんど、縫い代の始末が、糸でグルグルの,ロックミシンでの仕上げになっている。
この糸のグルグルが、超敏感の肌を刺激するのです。
そこで、超が付くほど敏感になっている弱い皮膚にさえも、刺激の少ない肌着を、
hand-madeで作る事にした。
まず、布地は、綿100%
フラットで、柔らかいもの、伸縮性のいいもの、
そして、ニットフライス生地の輪編みの布地を使う事にした。
これなら、脇縫いをする事なしで、横腹への刺激もない。
どんな形にするか?
とりあえず、1枚、こんな形に裁断してみた。
普段着ているタンクトップを基に、肩を出来るだけ広くガードできるように、
肩幅を両幅広げた。そして、上に着る服の、そでぐりの縫い目からも、肌を出来るだけ守れるように、そでぐりも、小さくした。
写真には、後ろ襟ぐりしか見えないが、前襟ぐりもピンクのタンクトップよりも小さくした。
布地は筒状になっているので、縫うのは、肩、襟ぐり、そでぐり、すそだけ。
肩は、肌に優しい『折り伏せ縫い』
(縫い方は、ここを参照に)
しかし、
ここで大事なのは、最初に、肩を中裏にあわせて縫うこと。
そして、前身ごろの縫い代で、後ろ身ごろの縫い代を包むようにして、端ミシンをかける。
そうすると、肌に当たるほうは、ミシンの線が、1本だけの、フラットな縫い合わせになる。
上の写真、右側の肩が、肌に触れるほう、左側が、表側となる。
襟ぐり、そでぐり、すそは、2cmの縫い代を三つ折りにして、一度手でしつけをかけてから、ミシンで縫った。
マチ針で止めるだけで、いきなりミシンをかけたら、縫い目が伸びてしまったので、面倒でもしつけをかけてから、ミシンで本縫いしたほうが、仕上がりがきれいにできた。 失敗は成功の基。
この肌着を着てからは、もう市販の肌着には戻れない。
すごく、気持ちがいい。肌が、安心していられるよ~と言ってるみたい。
レースも、飾りも、何もいらない、優しさがうれしい。
きっと、アトピー性皮膚炎で悩んでいる方の肌にも優しいんじゃないかな
肌に優しい輪編みの綿ジャージニット生地は、こちら
楽天市場から
Fabric house Iseki さんは、13色
オカダヤさんは、31色
普通の、平たいニット生地は、どこでもあるけれど、
脇縫いをしなくてもいい、輪編みになっているニット生地は、なかなか見つけるのが、たいへんだった。