2012年12月10日月曜日

水溶性チャコペンなどの、使用比較

洋裁や、布の小物などを作るときに、線を引いたり、刺繍をするときに、
図案を布に描くとき、しるし付け用具は、いろいろとあるでしょうが、
これひとつで、なんでもOK というものは、なかなか無いものです。

三角形のチャコ、 チャコペンシル、 水性チャコペンカリスマペンなど

三角チャコは、書いているうちに、どんどん厚みを増して、線が太くなってしまうし、裁縫箱の中で、いつの間にか、割れている。

チャコペンシルは、芯が減ってきたら、えんぴつけずりで削るのだが、
削ったところから、すぐ芯が折れてしまって、更に削りなおさなければならないことが、度々あった。 書くときも、力を入れなければ、布に色がつかないこともあるので、力を入れて書くと、芯が折れてしまう。

水性チャコペンには、書いた線が、自然と早めに消えるもの、ゆっくり自然に消えるもの、水をつけなければ自然には消えないものなど、

今回、刺繍をする図案を、布に描くにあたり、新しいしるし付けペンを買って、以前から使っていたものと、比較してみた。

左から、
アドガーチャコエースファインマーカー
(青)細字

アドガーチャコエースⅡ(紫)

カリスマファブリックシャープペンシル
みどり


下の写真は、それぞれのペン先と、書いた線、白綿生地


左のチャコエースファインマーカーは、ペン先が固く、細い線が書ける。
水で消せる、自然には消えないので、長い時間かかるものに、向いている。
しかし、生地の上に、ペン先が触れたままでいると、水性インクが、生地に染み出てしまう。
曲がり角で、インクがにじんでいる。

真ん中、チャコエースⅡ(紫)
1本で細字と太字のペン先が、ついているが、細字のほうは、まったくインクが出てこない。写真は太字のペン先側
自然に消える、水でも消える
ペン先がフェルトなので、インクはスムーズに出て、生地を引っかけることも無い、書き味はいいが、繊細な線を描く刺繍には不向き。洋裁はOK

右、カリスマファブリックシャープペンシル (みどり)
今回、新しく買ったペン
細い線が、スムーズに書ける。
繊細な作業にも向いている。

新開発の水溶性セラミック芯で、脅威の強さを持ち、布目の粗い生地でも、折れにくい0.9mmの太芯


そして、
スプレーで水をかけてみた。
左の2本は、跡形もなく、簡単にスプレーの水で消え去ったが、右の、カリスマは、かすかに緑色が残っている。
でも、糸に隠れてしまうくらいだろう。

ちなみに、右端の白い糸は、60番ミシン糸


それぞれ、いい点、不満点が、あるが、
繊細な細い線が、にじまずに引けて、洋裁でも、刺繍でも使える点から、
カリスマファブリックシャープペンシルが、便利かなぁ、

芯の色は、黒、白、ピンク、黄、青、緑、シルバー の7色
濃い色の生地にも、薄い色の生地にも使えそうな緑を買ったが、他の色の芯も、別売りで買うことが出来るので、試してみたい。

シャープペンシル1本と、替え芯6本のセットで、他のペンより高いけど、替え芯がついているから、長く使えそうだし、お得かな?


小さな商品に、500円を超える送料がかかると、注文するのも、ちゅうちょしてしまうのだ。

カリスマシャープペンを使って、描いた刺繍図案




 





2012年12月1日土曜日

バッグに、絵を描いてみる

大好きな、鳥のイラストレーター、
  (鳥だけではない、風景や、花のイラストも好き)
水谷高英さん
水谷さんの描いた
野鳥フィールドノート

この本の中の126ページに、描かれていた
鷹の渡りを、見にいらっしゃった、伊良湖岬の灯台の絵

いただき物の、布製のバッグに、
鉛筆で、まねをして書いてみました。



水谷さんのようには、うまくかけないけど、


表面に、防水スプレーをかけて、
少しでも、保護できるようにして、日頃から使わせてもらっています。

91ページの、タゲリも、いつの日か、刺繍してみたいと思っています。

敏感肌に優しい毛糸で、ear warmer を編む

先日買った、敏感肌にも、チクチクしない毛糸
内藤商事さんが、輸入している、トルコ製の毛糸
Everyday を使って、ear warmer 耳あてを「試行作工」してみた。


主人用なので、自分の頭より少し大きく、
かと言って、あまり大きくて、
おでこから下にズルズルと落ちてくるようではいけない。


市販のear warmer では、サイズが小さすぎて、(主人の頭が大きいのか?)
頭が締め付けられるのが、いやだという。

いや、それ以前に、頭にかぶるのが、力を入れなければかぶれないくらい、キツイのだ。





    よって、手作りすることに決めました。


 おでこにかかる部分は、細くベルト状にして、

顔の脇から耳にかけて、ゆるいカーブをつけながら、後頭部をカバーできるような形にした。

市販のear warmerは、全体に同じ幅で、できている物が多い。

前のおでこのベルト部分の幅を広くしたり、狭くしたり、
ベルト部の長さが、長すぎると、耳が前半分出てしまったり、
反対に、短すぎると、横顔にかかりすぎたり、
編んでは、かぶり、ほどいては、編み、
繰り返すこと、4回



かぶって見てもらい、「まあ いいんじゃない」という言葉を、いただいた。
肌触りが、いいねぇ と毛糸をほめていた。

使ってくれたら、いいんだけど、




楽天市場では、主に上記の4店で取り扱っています。




   




2012年11月29日木曜日

チクチクしない毛糸で、帽子を編む(1)

先日、買った敏感肌にも、チクチクしない優しい肌触りの毛糸で、帽子を編みました。
アクリル100%ですが、「新世代アクリル」と言うだけあって、
期待以上に、やわらかです。トルコ製です。

使わせていただいたパターンは、DROPSさんから

編みあがったら、形を保つために、湿らせて、大き目のお皿にかぶせて乾かすように、との指示があったので、そうしてみました。

お皿の直径は、約27cm
帽子を、お皿にかぶせる際に、ゴム編み部分(写真では、お皿の裏側)を、めいっぱい伸ばすようになって、少し、不安もあったが、
レースの模様が、お皿に沿って、良く伸びてくれて、編み上がりにはクネクネしていたレース模様がきれいに、浮き上がってくれた。

しかし、お皿にかぶせていると、
いつまでも、乾きにくく、お皿の表面が、湿っているので、
他に、何か通気性の良いものはないかしらと探してみました。
そして、サイズも大きすぎず、通気性を確保できるものを見つけました。

折りたたみ式の、蒸し器です。

これに、ふんわりと、まだ湿っている帽子をかぶせて、乾かしました。





そうして出来上がりは、


おでこにあたる部分も、首や耳も、チクチクしませんでした。
軽いので、かぶっていることも、忘れるくらいでした。
なんと、48g で出来上がりました。かる~い。

wool 100% の帽子では、おでこや、首がチクチクかゆくなりますから
かぶっていると、気になります。
この毛糸は、本当に私に合っているみたいです。

1玉100g巻きなので、もうひとつ、編めそうです。

この毛糸は、≪内藤商事の、Everyday,
こちらのショップ 毛糸蔵かんざわ さんで買えます。
  



2012年11月27日火曜日

敏感肌に優しい、毛糸

敏感肌なので、毛糸や、表面のざらざらした生地の物は、
かゆくなって、ポチポチができてしまう。

wool 100%のものは、シャツの上に着たセーターでさえ、チクチク、ムズムズ感じることがある。
かわいがっている猫に、ほお擦りすると、その部分が、しばらくの間、ポチポチと小さくふくらんで、かゆみが出てしまう。
2011年暮れから、2012年にかけて、特別に敏感肌が、ひどくなった。
今現在は、かゆみはないが、首の後ろなどは、自分の、髪の毛でも気になる。
そこで、wool を含まない、チクチクしない毛糸を、探して回った。
wool 100%のタートルネックのセーターは、最悪だが、
ポリエステル100%の、タートルネックのセーターは、かゆくならないで、着ていられるからだ。

そして、ようやく、ようやく、見つけました

新世代アクリル
New generation technology
だそうな

さわり心地は、ふんわりと、弾力があって、滑らか、
毛糸自体が、毛羽立っていないので、まったく、チクチクしません。

どんなものかと、お試しで、3色買ってみました。
モスグリーンと、濃いグレーは、100g巻き、真ん中の白いのは、ベビーとなっていまして、25g巻き。
毛糸の1本、1本が、空気を含んでいるように、ふんわり柔らかで、気持ちいいです。
早速、モスグリーンの毛糸を使って、ゲージを編んでみました。
毛糸の表示には、6~7号棒針で、18目、26段と書いてあります。
わたしは、6号棒針で、18目、24段で編めました。

編みながら、左手の指の表面を、スルスルと、滑らかに、毛糸が通り過ぎます。wool 100%だと、左手の、いつも毛糸が通る箇所が、カシャカシャと、刺激を受けて、かゆいような、ムズムズするような感覚になることがありますが、この毛糸は、まったく違和感なく、編むことができました。

それに、編地もとってもきれいに、みえます。
アンチピリング加工をして、毛玉ができにくくなっていること、表面にアルパカやカシミアのような手触りと、光沢が・・・と書いてありました。
確かに、光沢があります。滑らかさからくる光沢でしょう。

ゲージを、しばらく敏感な首筋に当てておいても、チクチクかゆくなりません。
むしろ、当てていて、気持ちいいやわらかさです。

それに、ウォシャブル、
もう、早く、何か編みたくて、ウズウズしています。

このような、敏感肌にも優しい毛糸を作ってくれて、ありがとうございます。
この毛糸は、ここで買えます。( 楽天市場内の毛糸屋さんに、リンク)

ベビー(ちょっと細め)は、こちらからどうぞ 内藤商事毛糸 NASKA エブリデイベビー




2012年11月19日月曜日

ノートカバー(notebook covering)

縫った物、縫いたいと思った物、編んだもの、編もうかなぁと思った物
刺しゅうに関する図案 など、
手作りに関わるものを、何でもかんでも、書き留めておくノートブック

そのノートに、カバーをつけました。

表も、裏も刺繍で、仕上げてみました。
表になるほうは、シンプルに、whitework と、handmade noteの文字は、couching stitchで、

裏になるほうは、いろいろなstitchを、さまざまに散りばめて、samplerのように刺しゅうしました。

裏側の刺しゅうは、何をどこに刺そうかと、何色の糸で・・・など、
悩んで、迷っている時間のほうが、実際に手を動かしている時間よりも、長くかかりました。

でも、楽しい時間には間違いありません。

2012年11月12日月曜日

もみじの、ランプシェード。

以前、掲載した「トンボたちの、刺しゅうのlampshade
これと同じピラミッド型で、もうひとつ、
もみじの紅葉が、美しい、ランプシェード(lampshade) 作っちゃいました。

和室の隅で、ぼんやりと、おだやかに、灯っています。
隣には、クロ豚の、蚊取り

昔の、ぶどう狩り少女

もう20年も前に、作った、「ぶどう狩りの少女」
ず~っと、壁に掛けておいたので、かなり汚れていた。
時々、はたきで、ほこりを落とすだけでは、年を重ねた汚れは、防ぎきれなかった。
スカートの部分を、指でこすると、穴が開いてしまった。
直射日光の射さない所の、壁に飾っていたのに、経年劣化は、拒めない。

周りの、額代わりの桜の枝は、透明ニスを塗っていたおかげで、まだ、ツヤツヤしている。

少女が斜面に立って、腕を上に伸ばしているデザインが、気に入っていたので、作り変えることにした。
裏に布を張って、ホチキスの針で、桜の枝に留め付けていたので、
そーっと、ホチキスの針を抜く。枝のほうは、まだしっかりと硬さを保っている。
青い刺繍用の布も、布ケースの奥から、引っ張り出され、久しぶりに、陽の目を見た気分だろう。

スカートにした布は、見つからなかったので、別の布で、縫いつけ。

サイズは、額の内周と外周を、大まかにペンで、布に印しただけで作ったので、出来上がって、額にあわせてみたら、
肝心の葡萄のほとんどが、枝の影に隠れてしまうという大失敗。

葡萄を見せようとすると、少女の足元が枝に隠れてしまう。
仕方がないので、少女の足元を少し枝に隠し、草で、見えにくくごまかし。
葡萄は、下に追加して、刺しゅう。

またこれから、20年 がんばってほしい。

2012年11月5日月曜日

セーターのリメイクで、帽子(2)

まだまだ、あまっている毛糸で、帽子を、もうひとつ編みました。

コットンの糸で、カーディガンを編んだときに、参考にさせていただいた、
DROPS Designのサイトから、
かわいい帽子を見つけました。
タイトルは、Rosebud (バラのつぼみ) 131-47
モデルさんがかぶっているのは、真っ赤な毛糸で編んであるので、
もう、すっごく、キュートなんです。タイトルどうり

でも、わたしは茶色のバラのつぼみを、編みました。

茶色の毛糸では、
キュートかどうかという点では、かなりレベルが下になるでしょうが、
顔にかかる縁が、いきなり縄編みなのと、頭頂部の、ツンととんがった感じは、すごく、かわいいです。

この帽子は、ちょっと変わった編み方で、縄編みの上の部分は、ガーター編みで、引き返し編みを繰り返しながら、
三角に近い、台形方に編んで、後ろ側で綴じました。

2012年11月2日金曜日

セーターのリメイクで、帽子(1)

セーターを解いて、ジャケットを編んだ残りの毛糸で、帽子を編みました。
1100gのセーターから、約700gのジャケットに作り変え、
残りの毛糸で、3個の帽子を編みました。

その1

先日紹介した紺色の帽子と、縄編み模様が違うだけで、編み方は、同じです。
最初に、縄編み部分だけ頭のサイズに合わせて編んで、輪にとじてから、
上の部分と、下の部分を、それぞれ拾い目して、4本針で、輪に編んで行きます。
上の部分は、6の倍数で拾い目をして、編み進めます。減らし目をして、最後に、針に残った6目に、毛糸を通して、引き絞ります。

この帽子は、母が持っていきました。

2012年11月1日木曜日

knit-capの作り方

極太の紺色の毛糸で、帽子を編みました。

まず、頭の周りに、縄編みをグルッと入れたかったので、縄編みの部分だけ、16目の作り目をして(両サイドには2目ずつ裏目を編んでいるので、1模様は12目8段)、縄編みを編みます。

途中、何度も自分の頭に直接編地をあてがって、長さを確認。
自分のサイズで作れるのがhand-madeの最大の利点です。
私の場合、96段、56cm、(もしかして、少し頭、大きめ?)
56cmの、細長いものを、綴じて輪にします。
96段から、綴じるのに2段使ったから、残り94段。
この輪になった94段から、84目拾い目をして、4本針で頭頂部に向かって編んでいきます。拾い目は、頭頂部で最後には6目に減らしていくので、6の倍数で拾い目を、なるべく均等にします。
3段メリヤス編みを編んだら、4段目から毎段減らし目をします。
14目ごとに、マーカーをいれておきます。
このマーカーの手前2目を、左上2目1度に編んで、1目ずつ減らし目し、
1段ごとに6目ずつ減っていくことになります。
13段減らし目をすると、針に残ったのは、6目になります。
糸を切って、6目の中に通して、引き絞ります。

上の部分はできました。次は、下のほうへ取り掛かります。
94段から90目拾い目をして、4本針で輪編みです。
5段メリヤス編みをして、頭にかぶってみて、耳がどうにか隠れるような丈になったので、引き抜き綴じをして、さらにピコットを5目ごとに入れながら、細編みを1周して、終了。
丈は、21cmでした。もう1cmくらい長くてもよかったかな と思います。
極太でも、75gで出来上がりました。

2012年10月19日金曜日

セーターを、リメイク

もう、20年もはるか以前に、主人に編んでプレゼントした、こげ茶色のセーター
極太の毛糸で、1100gもの大量の毛糸を使って編んだもの。
大きくて、体のサイズには、ぴったりだったが、あまりにも重くて、
数回しか着てくれなかった。
今は、カシミアのセーターばかり、お気に入り。
ただ、「たんすのこやし」にしておくのは、もったいない、
で、解いて、わたしのものにリメイクすることにした。
この写真は、袖だけを解いて、大きな束にしたもの。
そうめんの入っていた木箱の長い辺を利用して、ぐるぐる、ひたすら巻き取りながら、解いた。
セーターが大きいから編むのも、大変だったけど、解くのは、時々毛糸がひっかっかって、も~っとたいへんだった。




全部、ほぐしおえたら、ワッカになった毛糸を、2箇所ずつ縛って、毛糸も洗える洗剤を溶かしたぬるま湯に、しばらく浸けた。

クネクネの編み癖が伸びてきたら、すすいで、柔軟剤に浸し、軽く脱水して、
外の風に当てて乾かした。
このとき、あまり大きなカセにまとめたものは、束の中心部の乾きが悪かったので、小さめの束にしたほうが、作業がしやすかった。
次は、乾いた束を丸いボールに、まとめていく。
これは、一人のときは、自分の足先に毛糸の束を引っかけるか、あるいは、椅子を逆さまにして、椅子の足に毛糸の束を引っかけて、グルグルまるめていった。
主人の2本の腕を借りて、協力してもらうのが、なかなか楽しかった。
小さい頃に、同じことをお手伝いした思い出があるんだそうだ。

そうして、出来上がったわたしの、カーディガン風ジャケットは、

こんな かんじ

前中心よりに、表編みと裏編みとでダイヤの模様が浮き出るように、
その脇には、縄編み

袖には、少しのレース模様
後ろ身ごろには、背中心に、アッサリめに、縄編み
これだけアッサリしてるようでも、650gは超えてしまった。
でも、羽織った瞬間に。あたたかい。
まあ、良しとしよう

まだまだ、残っている毛糸は、帽子を編みます。

Daisy Fairies の刺繍

Daisy  日本では、ヒナギクというかわいらしい名前で、親しまれている。
春に、地面からわずかに、茎を伸ばして、花を咲かせている。

Daisy Fairies embroidered by Okyo
元は,Cicely Mary Barkerが描いた、一人ずつ別の、Daisy Fairy だけど、
二人を向き合わせにして、刺繍してみた。
何かを語り合っているようにしたかったが、
顔が、かわいくできない。
Cherry tree fairy 同様、羽は、キラキラする銀の糸
花びらのスカートが、キュートです。

妖精(Fairy)とメジロ

妖精を、信じますか?
わたしは、信じています。

Cicely Mary Barker の描いた、たくさんのFlower Fairies (花の妖精たち)
本当に、かわいらしくて、大好きなんです。

きっと、花びらから作った服を着て、花の咲いてる近くにいるんだろうな。
時々、枝先についた、たくさんの葉っぱのうち、1枚だけが、ヒラヒラと揺れているのを見かけると、つい、妖精がいるかな?と、探してしまいます。

上の写真は、Cicely Mary Barker の描いたCherry tree fairyの後ろに、メジロを1羽とまらせて、刺繍してみました。
顔を、糸で表現するのは、初めてで、何度か、さしては解き、さしては解きしました。うまくできないので、途中でやめてしまおうかとも思いました。
顔は、むずかしい、あまりにもむずかしくて、
どうしていいのかわかりません。

他にも、Daisy fairy を、組み合わせて、刺繍していますが、
顔が、せっかくのかわいい顔が、刺繍にすると、表面がつるっとした子供の顔ではなくなってしまいます。
糸は、コットン1本で、さしていますが、顔の大きさが、1cmほどの小ささなので、初めてにしては、無茶なサイズだったかもしれません。
もう少し大きいサイズで、練習をつまなければ、


2012年10月3日水曜日

トンボたちの刺繍の、Lampshade

金属で作られている、ピラミッド型の物。
底辺22cmで、高さは12cmほど。

家人が、ピラミッドパワーが、どうしたこうしたと言って、
買って、そのままになっていた物。
ランプシェード(lampshade)に、しちゃいました。
周囲を、2枚の絹の着物の生地で、包むように縫って、底は内側に折って、まつりました。

 うっすらと、雲のような柄が、織り込んである布です。

3面に、ギンヤンマ、アキアカネ、青糸トンボの刺繍をしました。


embroidered by Okyo
トンボの体は、cotton25 刺繍糸で、羽の部分は、銀の糸。

光が当たると、羽がキラキラして、きれいです。

羽に使った銀の糸が、繊細で、切れやすかったので、少し苦労しましたが、トンボの羽の、うすーい感じが、よく表現できたと、自画自賛してます。

2012年9月29日土曜日

Another moonlight

部屋の天井の照明器具が壊れたので、
新しいものを買って、付け替えたけれど、
それまで使っていた、照明のカバーを、捨てるには惜しいと思って、保管しておいた。
いつか、何かに使えるかも
と考える病気が出た。
そして、保管すること、数年
その間にも、使い道は、あれこれと考えてはいた。
ついに形となったのは、
この白い照明カバーの周りには、木製の輪が、くっついていたのですが、ネジをはずして、白いプラスチック(?)の部分だけ利用しました。

もちろん、輪っかの方は、以前同様保管しています。

そして、月の写真を参考にしながら、写真を左右反転させて、裏側から4Bの鉛筆で、月の模様を書きました。

光源として、LED電球の加工をしたものを、夫が作ってくれたので、(それもリメイクですが)、照明カバーの上の縁から、中央になるように吊るして、壁に掛けセット完了。

いざ、電源をオン。
写真では、周囲が暗く写っていますが、実際に目で見た感じでは、ぼんやりと明るくなっています。

我が家では、北側に、毎晩お月様が現れます。
北半球では、お月様は、いつも、南側の空を移動しますものね。
そういうわけで、Another moonlight です。

2012年9月27日木曜日

ネクタイからリメイク(e)

妹の旦那さんが使っていたネクタイを、たくさんもらったので、
解いて、リメイク。

16cm×13cmのポーチを作りました。
白と銀色に見える布は、ネクタイの時には、白とラベンダー色の斜めストライプのものでしたが、縫い目を解いて、裏を見ると、びっくり・・・
織物で柄を出している生地は、裏を返すと、表の柄とはまったくイメージの違う、色が見えて、楽しい驚きがあったりします。

このポーチは、その裏側を使って、縫いました。
「い ろ は に ほ へ と 」の文字の部分は、それぞれ、違うネクタイから、一文字ずつアップリケしました。
このポーチだけは、おかめさんや、ひょっとこさんのように、妹にもらわれていかないように、自分用に確保しました。

2012年9月26日水曜日

トンボの刺繍のエコバッグ

リメイク大好き
むかーし、はいていたギャザースカートから作り変えました。

スーパーマーケットなどでもらう、シャリシャリ袋を、はさみで切って開いて、スカートの生地に載せてみて、長さや幅を調整。

底の部分と、もち手周囲は、市販のバイアステープで始末しました。
ブルーの生地に、目立たないけど、ギンヤンマの刺繍。


あおさぎの、刺繍

あおさぎ 蒼鷺
needle-painting by Okyo

全長90cmを越すような、大きなサギ

灰蒼色の背中、胸部には、ヒラヒラと飾羽
後頭部には、黒い冠羽を伸ばしている、 
 
飾り物好き?

車で走っているとき、道路の端に、アオサギがすっと立っていて、一瞬、子供かと見間違えるほど、背が高かった。こちらは、子供の飛び出しかと、ヒヤッとして、ブレーキを踏んだが、アオサギさんのほうは、まったく動じないで、そこにそのまま立っていた。


また、京都の清水寺の下の、小さな池の上のかかる木の枝に,アオサギがとまっていたことがあった。
ぴくっとも動かないので、置物かと勘違いする観光客が、たくさんいた。

腹が据わっているというのでしょうか。

ひばりの、刺繍

ひばり 雲雀
すずめよりも、わずかに大きい
頭の後ろ側が、まるでネグセのように、立っている。

needle-painting by Okyo

農作地を車で走っていくと、急に車の前からヒバリが飛び立つことが、しばしばある。
草むらに、わずかに穴を掘って、巣を作るため、木の枝の上にいるよりも、草の中に隠れているイメージだ。

千葉県ではヒバリは、絶滅寸前、又は絶滅危惧種に指定されている。
大規模な農作地を作るために、いったん田んぼも水路も、道路をも、全面平らにして、新規に、道路や水路を作っている。
そこには、ヒバリたちが生活していた場所があったかもしれない。

2012年9月24日月曜日

すずめの、刺繍

すずめ 雀
14,15cmくらいの大きさ
地面の上を、チョンチョンと、飛び跳ねるしぐさや、ちょっと跳ねては、餌になるものを求めて、地面を突付くしぐさが、なんともかわいい。

needle-painting by Okyo

しかし、雀の数が、50年前に比べると、10分の1に減少したとも言われる、とWikipediaに書かれています。
すぐに、絶滅するほどではないけれど、ちょっと昔と比べても、かなり少なくなってしまったんですね。



しじゅうからの、刺繍

しじゅうから 四十雀
野鳥の中でも、すごく大好きな鳥。

肩から背中にかけての、グリーンの微妙なグラデーション
腰のみずいろとグレイの縞模様のように見える部分と、その境目、(ウエスト部分?)の白いベルト、胸には、黒いネクタイ、
かなり、おしゃれさんです。
うちの庭のもみじの木にも、時々寄ってくれます。
needle-painting by Okyo

めじろの、刺繍

めじろ 目白
すずめよりもさらに小さい。
抹茶を背中全体からかぶったような、深い緑色の背面。
目の周りに、きれいな円形の白いアイライン
これが、メジロの名前の由来となったそうだ。
英名でも、Japanese white-eye という。

needle-painting by Okyo




2012年9月23日日曜日

ほおじろの、刺繍

ほおじろ 頬白
横顔が、横じま模様をしている。
さえずりが、明らかに何かを語っている。
聞きなしとして、「一筆啓上仕候」(一筆けいじょうつかまつりそうろう)とか、「札幌ラーメン味噌ラーメン」とか云われているが、
早口で、何を言っているのか、わからない。

needle-painting by Okyo

ちょっと前まで、よく見かけた気がするが、最近あまり姿を見ない。
時々ツグミと見間違えてしまう。
千葉県の県鳥に指定されているが、その千葉県で、レッドリストでは
危急種に指定されていると、Wikipediaに書かれていた。

2012年9月22日土曜日

きじばとの 、刺繍

きじばと 雉鳩
青みがかった灰色の体に、赤茶色のうろこ模様の羽を持つ、
きれいな鳩、
我が家の庭にも、時々遊びに来て、
ゆったりと首を動かしながら、歩いている。

needle-painting by Okyo


[Google goo goo  Google goo goo ] と、鳴いているような、
Google がお気に入りなのかな?


せぐろせきれいの、刺繍

せぐろせきれい 背黒鶺鴒
体長20cmくらいですが、尾がスーッと長いので、
かっこいいです。
白と黒にはっきり分かれた色彩も、いいです。
飛ぶと、広げた羽が、白いのも、かっこいい。
地面に立っているときには、尾を上下に振るしぐさは、指揮者がタクトを振っているみたいで、かわいいですネ。

needle-painting by Okyo

こげらの、刺繍

こげら
小さなかわいい、キツツキ
英名では、Japanese Pygmy Woodpecker(日本の小さなキツツキ)

我が家の北側にある薮に生えている木の幹を、コッコッコッコッと、
かわいらしくつついているのを、見ました。
2mぐらいの距離まで近づいても、逃げることなく、懸命に木の幹を動きながらつついていました。

needle-painting by Okyo

冬の間は、木の葉が枯れて、見通しが良く、コゲラもみつけられましたが、木の葉が枝にたくさんある時期は、枝にまぎれた色だから、見つけにくいかも。

2012年9月21日金曜日

ツバメの、刺繍

つばめ 燕
二つに分かれた尾を持ち、スマートな体をしている。
南の国から、何千キロも、海の上を飛んでくるのにふさわしい体となっているのでしょう。

needle-painting by Okyo











2012年9月14日金曜日

ひよどりの、刺繍

ひよどり 
青みがかった灰色の羽毛を持つ

needle-painting by Okyo


 頭頂部から後頭部にかけて、
ぴんぴんと逆立った毛がかわいい。
胴から尾に変わる部分の
V字の模様も、オシャレ

大きな声で
「ピーヨ ピーヨ」と鳴く。

我が家の庭にあるピラカンサの赤い実を食べているのを見ましたが、ピラカンサは、毒があるらしいから、気をつけて、

それと、発芽して間もない小松菜の柔らかい若葉を、丸坊主になるまで食い荒らさないでください。

わたしも、食べたいんですから

お願いします!

もずの刺繍

もず 百舌鳥
いろいろな鳥の鳴き声を真似ることができることから、
百の 舌の、鳥と、漢字で書き表される。

その、もずの特徴ある泣き方
「ギィーギィーギィーギィー」 を、この秋初めて聞いた、といっても今日も猛暑で、気温は32度もあるのだが、、

百舌鳥にとって、まだ来るには、時期が早すぎたと、涼しいところへ帰りたくなるような、真夏のような9月14日である。
needle-painting by Okyo

少し離れた場所の、木のてっぺんや、電線に留まっていても、
姿勢が、立ち気味に、しゃきっとしているので、すぐ、百舌鳥だとわかる。


くちばしは、まるでタカやワシのように、かぎ状に曲がっている。

「ギィーギィーギィーギィー」という強気な泣き声や、このくちばしから想像すると、性格も強気なのかな?

2012年9月12日水曜日

ほととぎすの、刺繍

ほととぎす 不如帰
体長は、28cmくらいと言うから、ひよどりほどの大きさ。

織田信長、豊臣秀吉、徳川家康の三者が、鳴かないホトトギスにどう対処するかで、それぞれの性格を表現した川柳を、学校で勉強した覚えがある。
「鳴かぬなら、殺してしまえ、ほととぎす」 織田
「鳴かぬなら、鳴かして見せよう、ほととぎす」 豊臣
「鳴かぬなら、鳴くまで待とう、ほととぎす」 徳川

needle-painting by Okyo

ホトトギスは、春に、渡りでやってきて、
大きな声で鳴きながら、飛んでいます。

「とっきょきょかきょく とっきょきょかきょく」と、

そして、うぐいすなどの巣に、自分の卵を産みっぱなしにして、托卵します。
ホトトギスの雛は、うぐいすの雛よりも早く卵からかえり、まだかえっていないうぐいすの卵を、背中に担ぎ上げて、巣の外に落としてしまうのです。

なんという事をするんですか!

うぐいすの巣の中に、一羽だけ残ったホトトギスの雛は、うぐいすの親がせっせと運んできてくれるえさを独り占めで、うぐいすの親よりも、大きく育つのです。

ちゃんと、自分の生んだ卵は、自分で育てましょうよ。

うぐいすの、刺繍

うぐいす 鶯、
体長は15cmほどの、小さな体から、大きな声で、
「ホー ホケキョ 」と鳴く。
春、くりかえし、くりかえし
「ホー ホケキョ ケキョケキョケキョ 」と鳴いているのを聞くと、
がんばってるなぁ と感心させられる。
心から、応援したくなる。
needle-painting by Okyo



しかし、ホトトギスたちに托卵されても、健気に巣の中のホトトギスの雛を育てる姿が、痛々しい。

レッドリストよると、千葉県と東京都で
うぐいすは、準絶滅危惧種に指定されているという。

うぐいすに住みやすい薮が、減っているのだろうか?


身近な鳥たちの刺繍

鳥の刺繍が楽しくて、一枚の布に、
14種類、15羽の鳥たちを、刺繍してみた。


 皆、近所でよく見かける鳥たち、

左上から下に、
うぐいすひよどりつばめほおじろしじゅうからすずめ
中列、
もずこげらあおさぎ
右列、
ほととぎすせぐろせきれいきじばとめじろひばり

あおさぎを除いて、ほかの鳥たちは、
実物の、約二分の一ほどの大きさになるように、体長を調整、
あおさぎは大きいので、体長4分の一ほどで、作りました。









下書きは、カレンダーの裏を利用して、色鉛筆で、描いて、




















それぞれは、順次、アップします。


2012年9月3日月曜日

鳥の刺繍、四種

大あかげらふくろうおしどり夫婦きじ
この四種、五羽を、額に入れて、壁に飾っています。


Needle-painting by Okyo

ちょっと、暗かったですね。